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齋藤孝のざっくり!美術史 美術のことを簡単に学べる本

 

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齋藤孝のざっくり!美術史/ 齋藤孝

 

齋藤孝のざっくり!美術史

齋藤孝のざっくり!美術史

 

 

 絵画に興味を持ち始めた時に手に取った1冊。

 

齋藤さんの専門外ではありますが、

非常に分かりやすくまとめられていて、入門書に持ってこいです。

本当に絵画が好きなんだろうなというのが伝わってきて、

齋藤さんらしい優しい文章体が先生に教えてもらっているようで心地良かったです。

 

初めて美術館に行かれる前に本書を読んでおくとより楽しめます。

実際私も全く知らなかったのですが、本書のおかげで100倍楽しめました。

 

全く知らないで鑑賞する良さもありますが、

知識を知っておくことで深く味わうことができました。

 

 

 

以下、絵画を味わう際の豆知識

 

  • 絵の上手さ=全体のバランス
  • 絵は技術的なだけでなく、メンタリティが出し切れているかどうか
  • 印象派=「自分がとらえた世界でいい」という前提
  • 抽象絵画=リラックスして「おもしろい」と感じるツボを探す

 

 

 

画家を通して得られる人生のヒント

 

  • フェルメール=質感を感じさせる
  • ルノワール=生きていることの楽しみを描く
  • セザンヌ=現実をも超える存在感
  • シャガール=夢の中の世界を生きる
  • ミレー=自然回帰への強い思い
  • ピカソ=青の時代の、受難を情熱に変えていくパッション
  • ムンク=不安を意識して生きることこそ本来の生き方
  • ゴーギャン=自分の個性を発揮し、あるトータル的な世界を表現し尽くしたい
  • ダリ=「普通」であることが信じられない
  • ウォーホール=薄っぺらい現代の何がいけないのか
  • モンドリアン=シンプルイズベスト しつこくやり続ける
  • 佐伯祐三=壁にぶち当たって壁を描く
  • 奈良美智=子供が感じる不条理な世界